葛飾北斎が諦めなかった波B1Music & ArtsListen to the whole story4 핵심 단어주요 어휘北斎ほくさいの部屋へやには、丸めまるめた紙かみが山やまのように積もっつもっていた。弟子でしの重じゅう八はちが来きたとき、師匠ししょうの葛飾かつしか北斎ほくさいはまた新しいあたらしい紙かみの前まえに座っすわっていた。七十一ななじゅういち歳さいの老人ろうじんが、夜よるも昼ひるもなく働いはたらいていた。단락 번역「先生せんせい」と重じゅう八はちは言っいった。「版元はんもとさんが来週らいしゅう、絵えを受け取りうけとりに来きます。『富嶽ふがく三十六さんじゅうろく景けい』の中なかの波なみの絵えがまだできていません。どうするつもりですか」단락 번역北斎ほくさいは答えこたえなかった。筆ふでを持っもって、また紙かみに向かっむかっていた。단락 번역重じゅう八はちはため息ためいきをついた。この『富嶽ふがく三十六さんじゅうろく景けい』というシリーズは、北斎ほくさいが長いながい間あいだ夢見ゆめみていた大きなおおきな仕事しごとだった。富士山ふじやまを三十六さんじゅうろくの違うちがう場所ばしょから描くえがくというシリーズで、すでに多くおおくの絵えができていた。でも、北斎ほくさいが一番いちばん大切たいせつにしていた「波なみの絵え」だけが、まだ終わっおわっていなかった。단락 번역問題もんだいは、北斎ほくさいが納得なっとくできないことだった。何十なんじゅう枚まいも描いえがいた。でも、毎回まいかい、北斎ほくさいは首くびを振っふって、紙かみを丸めまるめて捨てすてた。「まだ違うちがう」と言いいいながら。단락 번역「波なみは生きいきている」と北斎ほくさいはよく言っいっていた。「形かたちだけ描いえがいても、それは波なみじゃない」단락 번역重じゅう八はちには、師匠ししょうが何なんを探しさがしているのか、正確せいかくにはわからなかった。でも、その真剣しんけんな目めを見るみると、何なんも言えいえなかった。단락 번역その夜よる遅くおそく、重じゅう八はちが眠っねむった後あとも、北斎ほくさいは一人ひとりで続けつづけた。ろうそくの光ひかりの中なかで、また新しいあたらしい紙かみを広げひろげた。今回こんかいは、違うちがう考え方かんがえかたをした。波なみの「形かたち」ではなく、波なみが「持っもっている力ちから」を描こうえがこうと思っおもった。海うみの怒りいかり。一瞬いっしゅんで船ふねを飲み込むのみこむ力ちから。でも、その向こうむこうに、静かしずかに立ったっている富士山ふじやま。단락 번역北斎ほくさいの手てが動き始めうごきはじめた。止まらとまらなかった。波なみの先端せんたんの白いしろい泡あわが指ゆびのように広がっひろがった。その下したの深いふかい青あおが渦うずを巻いまいた。遠くとおくに小さなちいさな富士山ふじやまが見えみえた。そして、波なみの下もとで必死ひっしに漕いこいでいる三さん艘そうの船ふね。人間にんげんの小さちいささと、自然しぜんの巨大きょだいさが、一いち枚まいの絵えの中なかに入っはいった。단락 번역朝あさになった。重じゅう八はちが起きおきてきたとき、北斎ほくさいは疲れつかれた顔かおで床ゆかに座っすわっていた。でも、手てに持っもっている絵えを見みたとき、重じゅう八はちは息いきをのんだ。단락 번역「先生せんせい、これは…」단락 번역大きなおおきな波なみが、まるで生き物いきもののように腕うでを広げひろげていた。波なみの先端せんたんは鋭いするどい爪つめのように見えみえた。そして、富士山ふじやまが小さくちいさく、でもどこか強くつよく、遠くとおくに立ったっていた。단락 번역「すごいです」と重じゅう八はちは言っいった。「本当ほんとうに波なみが動いうごいているみたいです」단락 번역北斎ほくさいは少しすこし笑っわらった。でも、その笑顔えがおの中なかに、何なんか寂しいさびしいものがあった。「七十ななじゅう年ねん描いえがいてきたのに、まだわからないことがたくさんある」と北斎ほくさいは静かしずかに言っいった。「九十きゅうじゅうになれば、もっとわかるかもしれない。百ひゃくになれば、本当ほんとうの意味いみで線せんが引けるひけるかもしれない」단락 번역重じゅう八はちは何なんも言えいえなかった。七十一ななじゅういち歳さいの老人ろうじんが、まだずっと先さきを見みていた。北斎ほくさいは立ち上がりたちあがり、窓まどの外そとの朝あさの空そらを見みた。「重じゅう八はち、版元はんもとに届けとどけてくれ」と北斎ほくさいは言っいった。「でも、私わたくしはもう次つぎの絵えを考えかんがえている」단락 번역その波なみの絵えは後あとに『神奈川かながわ沖おき浪裏なみうら』と呼ばよばれた。世界中せかいじゅうの人々ひとびとがその絵えを見みて、波なみの中なかに何なんかを感じかんじた。しかし、北斎ほくさい自身じしんは最後さいごまで、自分じぶんの絵えに「まだ足りたりない」と思いおもい続けつづけた。それが、北斎ほくさいが諦めあきらめなかった本当ほんとうの理由りゆうだった。단락 번역초급 이야기단계별 독해단편 이야기Music & Arts stories앱에는 200개 이상의 Japanese 이야기가 있습니다. 계속 읽으세요.앱에서 계속하기무료 체험 · iOS 및 Android이해력 확인Comprehension Questions0 of 3 답변됨1Why was the assistant, Juhachi, worried about Hokusai?CHokusai wanted to stop painting forever.BThe publisher was coming for the painting, but it was unfinished.AHokusai was too sick to paint.2What was the main reason Hokusai kept throwing away his drawings of the wave?CHe was told by his assistant that the drawings were bad.BHe could not capture the 'power' of the wave as he imagined.AHe thought the paper was of poor quality.3How did Hokusai feel even after finishing his famous masterpiece?CHe thought the painting was too small.BHe was completely satisfied and retired.AHe felt he still had much more to learn and improve.다음으로 넘어가기 전에 이해도를 확인하세요.Reset답변 확인