動詞の複合表現(上級)
C1「動詞の複合表現」(perífrasis verbal)とは、2つの動詞が一体となって機能し、単純な時制では捉えきれない動作のニュアンス(相や法)を表現する構造のことです。典型的な構造は次のとおりです。
[活用された助動詞] + [前置詞/接続詞、またはなし] + [不定詞、現在分詞、または過去分詞]
C1レベルでは、基本的な複合表現(ir a、estar + gerundio)を超えて、より表現力豊かで文学的なものへと進みます。
複合表現の主要なカテゴリー
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開始相(動作の開始): 動作の始まり、しばしば突然であることを示します。
Echar(se) a + infinitivo: 何かを突然し始める。「Se echó a reír.」(彼はどっと笑い出した。)Romper a + infinitivo: 感情を伴って、ある動作を突然始める。「Rompió a llorar.」(彼女は泣き出した。)
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完了相(動作の終了): 動作の終了や到達点を示します。
Acabar por + infinitivo: 結局〜することになる。「Acabó por aceptar la oferta.」(彼は結局その申し出を受け入れた。)Llegar a + infinitivo: なんとか〜する、〜するに至る(困難を乗り越えたニュアンス)。「Llegó a ser el director.」(彼は部長になることができた/部長にまでなった。)
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継続相/進行相(進行中の動作): 動作の持続時間や進行を強調します。
Andar + gerundio: あちこちで〜している。「Anda diciendo mentiras.」(彼は嘘をつき回っている。)Venir + gerundio: 過去のある時点から現在まで継続している動作を示す。「Vengo pensando en eso todo el día.」(私は一日中そのことを考えているところだ。)
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反復相(動作の繰り返し):
Volver a + infinitivo: 再び〜する。「Volvió a llamar.」(彼は再び電話をかけた。)
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結果相(動作の結果):
Llevar + participio: 動作が蓄積した結果を示す。「Llevo leídas cien páginas.」(私はこれまでに100ページ読んだところだ。)
上級読者への注意点
すべての「動詞+動詞」の組み合わせが真の複合表現であるわけではないことに注意してください。Quiero comer(食べたい)のような文では、comerはquieroの直接目的語として機能しています。真の複合表現は、単一の動詞述語として機能し、主要な動作を修飾する新しい文法的な意味(相や法など)を生み出します。
練習問題
問題 1 / 10
Al oír el chiste, todos se ___ (echar) a reír a carcajadas.