Loading translation and audio tools…

बाजार में वो दुकान जिसका कोई साइनबोर्ड नहीं था

商店街[しょうてんがい]に、きれいな店[みせ]がたくさんあります。パン屋[ぱんや]さん、花屋[はなや]さん、本屋[ほんや]さん――全部[ぜんぶ]、大きな[おおきな]看板[かんばん]があります。でも、一[いち]軒[けん]だけ、看板[かんばん]がありません。ドアは古い[ふるい]木[き]です。窓[まど]は小さく[ちいさく]て、中[なか]は見え[みえ]ません。でも、ドアの下[した]から、光[ひかり]が少し[すこし]漏れ[もれ]ています。「何[なん]の店[みせ]?」とミサは思い[おもい]ます。

ミサは毎日[まいにち]、この商店街[しょうてんがい]を歩き[あるき]ます。でも、この光[ひかり]は今日[きょう]が初めて[はじめて]です。ミサはドアをノックします。返事[へんじ]はありません。ミサはドアを開け[あけ]ます。中[なか]に、おじいさんがいます。

テーブルの上[うえ]に、きれいな石[いし]がたくさんあります。青い[あおい]石[いし]、赤い[あかい]石[いし]、白い[しろい]石[いし]。ランプの光[ひかり]で、石[いし]はきらきら光り[ひかり]ます。「いらっしゃい」とおじいさんは静か[しずか]に言い[いい]ます。「あの……この店[みせ]は何[なん]ですか?」とミサは聞き[きき]ます。

おじいさんはミサを見[み]て、少し[すこし]笑い[わらい]ます。「看板[かんばん]は要り[いり]ません」とおじいさんは言い[いい]ます。「来る[くる]人[ひと]は、来[き]ます」ミサは考え[かんがえ]ます。「来る[くる]人[ひと]は来る[くる]」――どういう意味[いみ]でしょう?

「一[ひと]つ、どうぞ」とおじいさんは青く[あおく]て小さい[ちいさい]石[いし]を渡し[わたし]ます。ミサはその石[いし]を手[て]に取り[とり]ます。冷たい[つめたい]ですが、気持ち[きもち]いいです。「これは何[なん]ですか?」とミサは聞き[きき]ます。「秘密[ひみつ]です」とおじいさんはにっこり笑い[わらい]ます。

ミサは店[みせ]を出[で]ます。手[て]の中[なか]に、青い[あおい]石[いし]があります。ミサはまだ、何[なん]の店[みせ]かわかりません。でも、また来[き]たいと思い[おもい]ます。