Loading translation and audio tools…

被遗忘在路面电车上的广岛方言磁带

ミカは広島[ひろしま]の路面電車[ろめんでんしゃ]に乗っ[のっ]ています。電車[でんしゃ]は原爆[げんばく]ドームの前[まえ]を走り[はしり]ます。今日[きょう]は宮島[みやじま]へ行く[いく]予定[よてい]です。

ミカは、いすの下[した]に古い[ふるい]カセットテープを見つけ[みつけ]ます。テープには「広島弁[ひろしまべん] 3」と書い[かい]てあります。ミカはテープを聞く[きく]機械[きかい]を持っ[もっ]ていました。テープを入れる[いれる]と、女[おんな]の人[ひと]の声[こえ]が聞こえ[きこえ]ます。「はよう帰り[かえり]んさい。お好み焼き[おこのみやき]が冷める[さめる]けえ」

ミカには意味[いみ]が分かり[わかり]ません。近く[ちかく]のおじいさんが言い[いい]ます。「『早く[はやく]帰っ[かえっ]てください。お好み焼き[おこのみやき]が冷め[さめ]ますから』という意味[いみ]です。広島弁[ひろしまべん]ですよ」

すると、一人[ひとり]の男性[だんせい]がかばんを見[み]て言い[いい]ました。「テープがありません。母[はは]の声[こえ]が入っ[はいっ]ています」

ミカはテープを見せ[みせ]ます。男性[だんせい]は安心[あんしん]した顔[かお]になります。「ありがとうございます。ほかのテープもなくしました。電車[でんしゃ]の会社[かいしゃ]へ行き[いき]ます」

次[つぎ]の駅[えき]は宮島口[みやじまぐち]です。ミカは少し[すこし]考え[かんがえ]ます。「私[わたくし]もいっしょに行き[いき]ます」

ミカは宮島[みやじま]へ行く[いく]のをやめ、男性[だんせい]と会社[かいしゃ]へ行き[いき]ます。そこで、ほかのテープも見つかり[みつかり]ました。

男性[だんせい]は笑っ[わらっ]て言い[いい]ます。「広島[ひろしま]では『また来[き]んさい』と言い[いい]ます。『また来[き]てください』という意味[いみ]です」

ミカも笑い[わらい]ます。「はい。また来[き]ます」