タコを持ってガジュマルに近づくな
A1 · Myths & Legends
村[むら]に大きな[おおきな]ガジュマルの木[き]がありました。赤い[あかい]髪[かみ]のキジムナーが木[き]に住ん[すん]でいました。
「タコを持っ[もっ]て、ガジュマルに近づく[ちかづく]な」と村[むら]の人[ひと]は言い[いい]ました。キジムナーはタコがきらいです。
ある日[ひ]、ミカのおばあさんは金[かね]の指輪[ゆびわ]をなくしました。「ガジュマルの近く[ちかく]でなくしました」と言い[いい]ました。ミカは夜[よる]になる前[まえ]に、指輪[ゆびわ]をさがしました。市場[しじょう]で買っ[かっ]たタコを、かごに入れ[いれ]ていました。
ミカは木[き]へ行き[いき]ました。木[き]の中[なか]から声[こえ]がしました。「タコを持っ[もっ]て来る[くる]な」ミカはかごを道[みち]に置き[おき]、タコを葉[は]でかくしました。
木[き]の上[うえ]にキジムナーがいました。手[て]に指輪[ゆびわ]がありました。「おばあさんの指輪[ゆびわ]ですか」「はい」キジムナーは指輪[ゆびわ]を返し[かえし]ました。「ルールを守っ[まもっ]たから、返し[かえし]ます」ミカはほっとしました。
次[つぎ]の朝[あさ]、葉[は]の上[うえ]に赤い[あかい]花[はな]がありました。ミカは笑い[わらい]ました。