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日本語のB1単語リスト:1,363語

1,363語 · 物語のレベル:A0–B2
収録例: の · する · に · て · は

このリストを練習0 / 1363

の

の · no

名詞間の連体接続辞

する · suru

行動をする、または実行する

ほかの意味: 感じる;…のように思える · 「〜として」や役割を示す「として」の一部 · 試す、または今にも〜しようとする

に · ni

場所を示す:~で/~に

ほかの意味: 受け手または対象を示す:「〜へ」 · 結果としての役割または状態を示す:「〜として/〜に」

な · na

ナ形容詞の連体形

ほかの意味: のまたはのにの前に置く連体コピュラ · 疑問や熟考を示す · 感情的な反応を表す

れいとうこの中にへんなものがある!!!

冷凍庫の奥から出てきた手紙 · A1

ない · nai

否定コピュラ:~ではない

ほかの意味: 存在しない;不在である · 否定形容詞述語:「~ではない」 · 「~じゃない?/ほら」を表す文末の確認助詞

いう · iu

引用句の中で言う、または呼ぶ

ほかの意味: 言ったことがない;伝えたことがない · 「そのような/このような」という修飾表現を作る · 前の節を「~ということ」として名詞化する

し · shi

そして/そのほか;理由や事実を列挙する

ほかの意味: 「まるで~というわけではない」を表す文末の反語標識

同窓会楽しみにしてるって言ってたし。

五年ぶりの同窓会前夜に発覚 · B1

ある · aru

存在する;そこにある

ほかの意味: 丁寧な否定:「存在しない/いない」 · あるもの、いくつかの(連体用法) · 起こる、または発生する

も · mo

「また」または「~も」を加える

ほかの意味: かもしれないにおける可能性を示す:「〜かもしれない」 · 否定を強調する:「〜でさえない」 · 疑問詞を「何か」または「何でも」という意味にする

やる · yaru

非過去形:それをする、または扱う

ほかの意味: どうやって(方法や手段を尋ねる)の「て形」 · したい · 条件:「それをするなら/するとき」

はい、やります!

退職代行を頼んだ翌朝 · A2

いく · iku

行く(普通体の非過去形)

ほかの意味: 行こう(意志形:行くつもりである) · 行っていない

かんがえる · kangaeru

について考える;検討する

ほかの意味: 名詞を修飾する「思う」の連体形 · 後続の動作につなぐ「思う」の「て形」 · 「考えるなら/考えるとき」の条件形

ハルカは練習するたびに、田中さんのことを考えました。

合唱団が最後に選んだ誰も知らない曲 · A2

ひと · hito

人;人間

ほかの意味: 人を数える助数詞 · 直前の動作を行う人を表す動作主接尾辞 · ある集団の出身者または構成員を表す接尾辞

うしろの席の人のやつ!!!

推しが隣の席の人だった件 · A1

している · shiteiru

何かをしている

ほかの意味: 〜しようとしている · うまくいっている · 不在である

丸山コーチが健太をベンチにしている理由、知ってるか?

甲子園の前日に届いたDM · A2

いれる · ireru

容器に入れる、または置く

ほかの意味: 人を集団に含める、または受け入れる · 料理に材料を加える · 得る;手に入れる

おばあちゃんはそれをなべにいれます。

おばあちゃんだけが知る味噌汁の秘密 · A2

たべる · taberu

「食べる」の普通体過去形

ほかの意味: 「食べる」のて形;後続の動作につなぐ · 「食べる」の普通体過去否定形 · 否定可能形:食べられない

くれる · kureru

私/私たちに与える

ほかの意味: 私/私たちのために何かをする · 注意を払う

なんで連絡してくれなかったの

母のレシピが全部消えた夜 · A2

きく · kiku

尋ねる、問い合わせる

ほかの意味: 聞く、または耳にする · 後続する助動詞の前に置かれる非現実形 · 聞きたい

していた · shiteita

活動を行った

ほかの意味: 貴重なものとして扱われた、または保管された · 何かをしようとしていた · 特定の状態にあった

に · ni

数2

ほかの意味: コードラベル内の数字2 · 2年生または第2学年を示す数字2 · 2番目の月を示す数字2

発表会、2じかん ⏰

C2エラーが出た日の部屋 · A0

つかう · tsukau

何かを使う

ほかの意味: 何かを使っている · 物を使わない · 人を利用しない

三年間、毎日使った大切な竹刀です。

全国大会の前日に折れた竹刀 · A2

かんじる · kanjiru

感じる、または感知する

ほかの意味: 人には~のように思われる · 感じ取れる;感じることができる · 誰かに感じさせる、または感覚を覚えさせる

懐かしいと思う気持ちと、重いと感じる気持ちが同時にやってきた。

京町家の最後の後継ぎ · B1

います · imasu

存在する;いる(生物)

ほかの意味: ある場所にいる、またはとどまる · 進行中または結果としての状態を示す丁寧な助動詞

いぬが います。

いぬと りんご · A0

だす · dasu

取り出す

ほかの意味: 料理を出す · 音を立てる · 提出する;服従する

引き出しから白い便箋を出しました。

二十年ぶりの手紙 · A2

すぎる · sugiru

過度を表す接尾辞

ほかの意味: (時間が)経過する、過ぎる · 年齢または基準値を超えている · 場所や地点を越えて進む

あるく · aruku

歩く、丁寧体非過去形

ほかの意味: 歩く、て形の接続・副詞用法 · 歩いている(普通体の非過去進行形) · 歩かない(普通形の否定)

じゃ · ja

否定コピュラ:Xではない

ほかの意味: 暫定的な推論におけるコピュラ:「おそらくXだ」 · 後続につなぐ否定コピュラ:「Xではなく、~」 · 制限条件を示す縮約形のでは:「Xだけなら/Xであれば」

はなす · hanasu

話す、またはしゃべる

ほかの意味: 話したい · 人に伝える · 言わない;伝えない

先生と話してもいいか?

合格通知が二つ届いた朝 · A2

ような · yōna

~のように見える

ほかの意味: 〜のような;〜に類似した · うろ覚えだが覚えている;そう思う

先週の木曜、先生がレッスン中にどこかぼんやりされていたような気がして。

三味線の師匠が突然失踪した · B1

だけ · dake

~だけ;名詞または数量を限定する

ほかの意味: ただ〜しているだけ;ただ〜すること · ただ;形容詞または述語とともに用いる · どれほど;どの程度まで

とき · toki

~する時に

ほかの意味: 時計の時刻 · その時;それから · 人生の時期または段階

うーん、私にはわからなかった💦先月お見舞いに行ったとき、きれいだと思ってたわ。

お見舞いの花が全部偽物だった · A2

ため · tame

目的のために;〜するために

ほかの意味: 誰かの利益またはために · 〜なので;〜に起因して

戦いを終えるためです。

五稜郭から消えた一枚の旗 · A1

あった · atta

位置している;存在する

ほかの意味: 起こる、発生する · 抽象的な性質がある · 見つかる;発見

それ、どこにあったの?

冷凍庫の奥から出てきた手紙 · A1

とる · toru

何かを取る、または拾い上げる

ほかの意味: 写真を撮る · 人の立場を示す:「その人の視点から」 · 撮影される

ゆきはかばんを とります。

あかい かばん · A0

おしえる · oshieru

伝える/知らせる—依頼に用いるて形

ほかの意味: 教える/指導する—普通形非過去 · 伝える/知らせる—普通体非過去形 · 教えることができる(可能形)

つく · tsuku

~について;~に関する話題を示す助詞

ほかの意味: 既読と表示されている · 気づく;悟る · 修復不可能である;取り消せない

早速で申し訳ないんですが、テーブルの席について聞いていいですか?

元交際相手が自分の結婚式場を予約した · A2

よる · yoru

~によると

ほかの意味: 〜のために;〜が原因で · 〜によって、〜を動力源として · 〜によって(創作者または動作主)

きえる · kieru

消える、または消失する

ほかの意味: (音が)フェードアウトする · 消えない · かき消される

おくる · okuru

送られた

ほかの意味: 送っていた(過去進行形) · 送らない(普通形・非過去の否定) · 送った(結果状態)

文子は、じゅうしょをおくった。

おばあちゃんのLINEが乗っ取られた · A0

しんずる · shinzuru

信じられない

ほかの意味: 信じたい(願望形) · 信じていた(過去の状態形) · 信じない(接続形)

直人は自分でも信じられません。

相撲部屋を逃げ出した新弟子の一日 · A2

みせる · miseru

見せる、または展示する

ほかの意味: 条件:「見せるなら」 · 見せる(テ形の依頼) · 見せたい

それ先生に見せよう!!

文化祭の脚本が盗まれた · A1

すきな · sukina

恋愛対象として好かれている;名詞を修飾する

ほかの意味: 好まれた、または選ばれた;名詞を修飾する · ~が好きな;ので の前の理由節形式

いく · iku

うまくいく;成功する

ほかの意味: 全力を尽くす · 人と仲良くやっていく

...土曜日、うまくいくといいね

兄の婚約者から届いた本音 · B1

ら · ra

人や物を表す複数標識

ほかの意味: 「何らかの種類の」という意味を補う「何らか」の不定接尾辞

廃校って、うちらの小学校?

廃校の時間割に名前があった · B1

わるい · warui

品質が悪い、または低い

ほかの意味: 気持ち悪い、またはぞっとする · 仲が悪く · 身体的に不健康、または障害のある

ど · do

回や機会を数える助数詞

ほかの意味: 温度単位としての度 · 「二度と…ない」における再度を表す標識

ハルカは練習するたびに、田中さんのことを考えました。

合唱団が最後に選んだ誰も知らない曲 · A2

ながら · nagara

~しながら;同時に

ほかの意味: ~ではあるが;~にもかかわらず · 伝統的な;旧式の · 当然;もちろん

それからは、毎朝コーヒーを飲みながら、その曲を聞きました。

三ヶ月間聞こえた隣の練習曲が消えた日 · A2

つけた · tsuketa

身につける、または身につけた

ほかの意味: 火をつけた、または放火した · 電源を入れた、または起動した · 既読にされた

鬼の面をつけた人が、太鼓の音を聞いておどります。

佐渡の鬼太鼓に入った新しい音 · A1

どこ · doko

場所を尋ねる

ほかの意味: 「どこか」を作る場所の疑問詞 · 「どこにもない」という否定構文における場所の疑問詞 · どうにか、またはいくらか

ひらく · hiraku

何かを開ける

ほかの意味: 行事を開催する、または主催する · 休止、または空白が生じる

地図アプリを開きます。

終電に乗り遅れた夜 · A1

すべて · subete

すべて;あらゆるもの

ほかの意味: そのすべて;完全に · すべての(名詞の前)

しかし、その目はすべてを知っていた。

初演後に楽譜を焼いた作曲家 · B2

ほど · hodo

〜するほど、その結果〜となる

ほかの意味: 約;およそ · これほど;この程度まで · どれほど~でも;いくら~でも(譲歩を表す程度標識)

見れば見るほど、お母さんだと思う。

俳句の投稿欄に死んだ妻の名前があった · B1

うる · uru

売った(過去形)

ほかの意味: 売りたい(副詞形) · 売らなかった(過去否定形)

あのお店、同じ皿を二つ売ったんですね。

同じ骨董市で同じ皿を買った · A1

かえす · kaesu

返す、または返却する

ほかの意味: 戻る;に来るの前の動詞語幹 · 戻っている;縮約されたテ形 · 報復する、または力で応じる

じゅうよん · jūyon

識別番号14

ほかの意味: 14の数量 · 14日目、または14日 · 引用された数字列「14」

健太の背番号、14じゃないか

甲子園の前日に届いたDM · A2

おもえる · omoeru

〜だと思えない/見なせない

ほかの意味: ~のように思える、または感じられる

先生の人柄を考えると、私たちのお金に手をつけたとは思えない。

三味線の師匠が突然失踪した · B1

かれ · kare

男性形三人称代名詞、主語

ほかの意味: 男性形三人称代名詞、所有者 · 男性形三人称代名詞、斜格

しかし、彼は歩き続けた。

天狗が守る峠の三つの掟 · A2

はしる · /hashiru/

「走る」の丁寧な非過去形

ほかの意味: 「走る」の普通体非過去連体形 · 「走っている」を意味する進行形の縮約形 · 「鋭い痛みが走った」を意味する過去の普通形

なし · nashi

〜なしで;〜を欠いて

ほかの意味: 何もない;そのようなものはない

アーカイブのデジタルファイルに「三上あかりさんはこの年度に卒業しました」って写真なしで、小さくメモを残してもいいですか?

卒業アルバムに写っていない同級生 · A2

だいじょうぶな · daijōbu na

大丈夫、安全、または許容できる

ほかの意味: 身体的に元気である;大丈夫な

なんで大丈夫なんですか笑

同じ骨董市で同じ皿を買った · A1

つづく · tsuzuku

継続する、または時間がたっても続く

ほかの意味: 地域一帯に広がる · 誰かの後ろについていく · 目的地へ向かう

一週間、同じことが続きました。

毎朝誰かが直す傾いた自転車 · A2

なげる · nageru

ほかの意味: 節をつなぐ「投げる」の継続形 · 誰かが投げるなら(条件形) · 投げることができた(可能形)

そして、川へ投げた。

廃藩置県の朝に川へ捨てた刀 · A2

にげる · nigeru

逃げる;逃走する

ほかの意味: 逃げたい · 否定条件形:逃げなければ · 逃げようとする

だから、由美は「兄さんは家族から逃げた」と思っていた。

仏壇の引き出しに隠された兄の謝罪文 · A2

つい · tsui

ごく最近

ほかの意味: 意図せずに

前年の秋、百メートル背泳ぎで日本新記録を樹立した藤田は、つい先週、正式に東京五輪の代表選手として内定の通知を受け取ったばかりだった。

幻の東京五輪に選ばれた水泳選手の八年間 · B2

あたらしい · atarashii

新しい;最近の(名詞の前)

ほかの意味: 新しいもの(形容詞の名詞化) · 新たに;新しい追加として(副詞的)

おどろく · odoroku

驚いた(普通体の過去形)

ほかの意味: 驚いた(過去連体修飾形) · 驚かれたに違いない(敬語の推量)

ケンは少し驚いた。

深夜の銭湯で会った老人 · A2

テレビジョン · terebijon

テレビ受像機

ほかの意味: テレビ放送

あの夏、健二はテレビの前に座って、兄の勇太が甲子園の決勝で投げるのを見ていた。

甲子園の最後の一球 · B1

ちいさい · chiisai

サイズが小さい

ほかの意味: 静かな、または柔らかな(形容詞、声について) · 静かに、または柔らかく(副詞) · 小さな文字で(副詞)

すうじゅう · sūjū

数十;何十

当施設の過去の記録を調べましたところ、C棟41番は田中家の区画として登録されているのですが、数十年前からすでに別の方のお名前が入っている状態でございます。

納骨堂の番号が一つ足りない · B1

ふれる · fureru

物理的に触れる

ほかの意味: 感動させる · 触れられない

でも、引き出しの一番奥に、何か硬いものが指先に触れた。

古い旅館から消えた宿帳 · B1

りかい · rikai

理解する

中学生だった自分には、あの一球がどれだけ重いものだったか、まったく理解できていなかった。

甲子園の最後の一球 · B1

とれる · toreru

連絡を取ることができる

ほかの意味: 得られる · 休暇を取ることができる

健太くん、連絡は取れましたか。

退職代行を頼んだ翌朝 · A2

あつめる · atsumeru

集める;収集する

みんなから集めたお金を先生に預けましたが、会場への振り込みを確認していませんでした。

三味線の師匠が突然失踪した · B1

ちゃんと · chanto

要求どおりに

ほかの意味: 実際の発話で直接 · 社会的に見て、きちんとした態度で · 本当に実在している、または存在している

今度からちゃんと来よう。みんなで。

お見舞いの花が全部偽物だった · A2

せってい · settei

構成、設定

遥は立ち上がり、棚から患者登録ファイルを引き出した。西村朋子、44歳。入院時の記入欄「LINEアカウントID(連絡先通知用)」に、病院の管理アカウントのIDが書かれていた。本人が入力を誤ったのか、記録転記のミスか——とにかく、このアカウントへの転送設定が残っていた。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

すぎ · sugi

指定された時刻を過ぎて

ほかの意味: 過ぎる、または経過する

水木が湯の沢温泉に着いたのは、夕方の五時過ぎだった。

古い旅館から消えた宿帳 · B1

なれる · nareru

慣れる(て形)

ほかの意味: なじみのある、または慣れた(連体修飾) · 慣れるなら/とき(条件形)

蓮くんが「新しいやり方に早く慣れてほしい」って言いましたよね

同期の退職理由が自分のせいだと言われた · A2

うつ · utsu

文字を入力する

ほかの意味: 打たない/殴らない · 鼓動する、脈打つ(自動詞) · 殴られる/打たれる(受身)

葵はメッセージを打ちかけて、消した。また打って、また消した。

退職代行を頼んだ翌朝 · A2

あがる · agaru

上がる;昇る

ほかの意味: オンラインに投稿される

スタジアムが爆発したように声が上がった。

甲子園の最後の一球 · B1

いぜん · izen

以前;前に

ほかの意味: 前の;それ以前の

「実家に帰るとしたら新潟しかない」と、以前話してくださったことがあります。

三味線の師匠が突然失踪した · B1

こえる · koeru

渡る、または通り過ぎる

ほかの意味: 超える;〜より多い · 期間を乗り切る、または耐え抜く · 渡るなら/とき(条件形)

高い山の峠を越えるとき、天狗が旅人に三つの掟を守らせるという話だ。

天狗が守る峠の三つの掟 · A2

シリーズ · shirīzu

関連作品のシリーズ

この『富嶽三十六景』というシリーズは、北斎が長い間夢見ていた大きな仕事だった。

葛飾北斎が諦めなかった波 · B1

すくない · sukunai

数が少ない

ほかの意味: より少なく(副詞形) · 最も(限定的な副詞用法) · 口数が少ない;言葉少なな

大阪の美術学校は、毎年合格する生徒がとても少ない学校です。

合格通知が二つ届いた朝 · A2

おこす · okosu

体を起こす、または伸ばす;接続形

ほかの意味: 人を起こす;条件形「もし〜なら/〜するとき」 · 火をつける、または起こす

西郷は静かに体を起こし、周りを見た。

西郷隆盛の最後の朝食 · B1

ながれる · nagareru

流れ

ほかの意味: (景色として)通り過ぎる · 通知として表示される · (音声を)再生する

工場から流れる汚水が蛍川に入り、川底の泥は黒くなり、独特な臭いがするようになった。

ホタルが消えた川を一人で取り戻した男 · B1

じゃあ · jā

その場合、それなら

ほかの意味: それでは;話題を進める、または締めくくる · 別れ、また会いましょう

じゃあ わたしのお弁当は......

他人の弁当を食べた同僚からのLINE · A1

そのご · sono go

その後;後で(時間を表す副詞)

ほかの意味: 後続の;後の(名詞を修飾する)

その後も、ずっと怖かったです。

二十年ぶりの手紙 · A2

ひょうじ · hyōji

表示インジケーター

ほかの意味: 表示された

遥はLINEを閉じ、内線で上司に電話をかけた。受話器を持つ手に、少し力が入っていた。窓の外、仙台の午後はまだ明るかった。でも画面を振り返ると、渡辺亮の最後のメッセージには「既読」の表示だけが残っていた。返事は来なかった。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

ふかい · fukai

(感情が)深い

ほかの意味: 深く(副詞) · 深くて…(接続形) · 味が濃厚な

それは、天狗の深い悲しみから生まれたものだった。

天狗が守る峠の三つの掟 · A2

いしき · ishiki

えー、葵。搬送中。女性は意識はっきりしてる。さっき少しだけ話してくれた。「ちゃんと届けを出してもらえるか心配だったから、自分で手配した」って言った。葵の父親に電話したのも自分だって。なんで、とは言わなかった。でも怖い顔じゃなかった。ただ、すごく疲れた顔してた。

山岳部の遭難届に自分の名前が入っていた · B1

しぜんに · /shizen ni/

自発的に、意識的な制御なしに

ほかの意味: 自然な結果として、必然的に · 自然に、無理なく進むように · 自然に、目立たないように

ずっと触れられなかったのに、今日は自然に手が伸びた。

俳句の投稿欄に死んだ妻の名前があった · B1

ねむれる · nemureru

眠れない(普通形)

ほかの意味: 眠れません(丁寧形) · 眠ることができた

それだけよ」その夜、春花は眠れなかった。

京町家の最後の後継ぎ · B1

すわる · suwaru

座る;腰掛ける

ほかの意味: 後続の動作につなぐ「て形」 · 節をつなぐ継続形

ねこはすわります。

おおきい ねこ · A0

かたる · kataru

話す、または物語る

ほかの意味: 受け身の否定:「語られない/物語られない」 · て形:語る/物語ることを表し、次の動詞につなぐ

それは、母娘というより、一人の女性として先人の人生を語るような響きだった。

見合い写真の裏に書かれた別の名前 · B2

なくなる · nakunaru

消える;なくなる

ほかの意味: 何かをする気や意欲を失う · 尽きる;使い果たされる

おもさ · omosa

比喩的な重み、または重要性

ほかの意味: 物理的な重さまたは重量感

私は今まで、この重さを「逃げなければいけない理由」だと思っていた。

京町家の最後の後継ぎ · B1

くわしい · kuwashii

詳しく;具体的に

ほかの意味: 詳細な;具体的な · 知識が豊富な;精通している

とりあえず、×の場所がどのあたりか、もう少し詳しくわかりますか

引越し先の壁に隠されていた地図 · A2

はん · han

時間単位の半分(接尾辞として)

ほかの意味: 名詞を修飾する「半分の」

東京から新幹線で約二時間半。

京町家の最後の後継ぎ · B1

だまる · damaru

黙っている;静かにしている

ほかの意味: 動作につなぐ「て形」:黙って/話さずに · 次の動作の前に黙っていて

とくてい · tokutei

識別する;判定する

ほかの意味: 具体的な;特定の

場所が特定できるランドマークは意図的に外し、花と、葉と、株元だけを記録した。

奥多摩の廃村に咲いた絶滅危惧の花 · B2

みみ · mimi

ほかの意味: 聞く

翌朝、田中蓮はチャコールグレーのスウェットを脱いで、久しぶりにシャツを着た。鏡の前でフレームレスの眼鏡を直し、耳の後ろに機械式シャープペンをそっと差す。会場へ向かいながら、彼はひとつだけ決めていた——今日は、自分の言葉で話す。

五年ぶりの同窓会前夜に発覚 · B1

はずれる · hazureru

道から外れる

ほかの意味: 的を外す · ほどける、外れる · ある場所から離れている

一つ目:道を外れるな。

天狗が守る峠の三つの掟 · A2

つたわる · tsutawaru

伝わる、または理解される

ほかの意味: 伝えられる、または送信される

もしかして管理人さん経由でゆうくんに地図のことが伝わってるんじゃない?

引越し先の壁に隠されていた地図 · A2

あな · ana

穴、または開口部

レンはデニムジャケットの内側に時間割を折りたたんで入れた。工事現場のフェンス越しに、崩れかけた壁の穴が夕日に照らされていた。何十年も誰も読まなかった名前が、今日だけ光の中にあった。

廃校の時間割に名前があった · B1

おもて · omote

封筒の表面

残業を終えた美雪がマンションに戻ると、郵便受けの中に茶色いクッション封筒が一通あった。表には美雪の名前と住所が丁寧な手書き文字で記されていたが、差出人の欄はからっぽだった。部屋に入って開けると、中から薄黄色の古いノートが出てきた。表紙に貼られた色褪せた花のシールを見た瞬間、美雪の手が止まった。

二十年ぶりに届いた交換日記 · B1

ふしぎ · fushigi

名詞を修飾する奇妙な、または神秘的な

ほかの意味: 副詞として使う、奇妙に、または変に · 「-そう」という様子を表す構文における、困惑したような様子

ちかづく · chikazuku

近づいた;迫った(過去)

ほかの意味: 許可された動作を表す「て形」 · 近づきたい · 意志形:「近づこうとする」

ゆっくり海に近づきます。

奄美大島の夜に光るサンゴ · A1

いらっしゃる · irassharu

ようこそ;どうぞお入りください

ほかの意味: いらっしゃる(敬語)

けした · keshita

削除された(過去形の述語)

ほかの意味: 私が削除した;過去形の修飾語

葵はメッセージを消した。でも「既読」がついていた。

深夜の誤爆から始まった話 · A1

のばす · nobasu

体をまっすぐにする

ほかの意味: 何かを伸ばす、または延ばす · 手を伸ばす/手足を伸ばす

スーツを着た若い男性が、背筋をまっすぐに伸ばしてカメラに向かっている。

見合い写真の裏に書かれた別の名前 · B2

とおす · tōsu

媒体として使う;〜を通じて

ほかの意味: 何かを通す、または通し抜く

会ったことはありませんでしたが、この歌を通して、何かを感じることができました。

合唱団が最後に選んだ誰も知らない曲 · A2

あく · aku

空いている、または利用可能である

ほかの意味: 隙間、または間が生じる

末永さんに確認したら、42番がまだ空いてるって。

納骨堂の番号が一つ足りない · B1

ぎょうむよう · gyōmuyō

業務用に

田口遥は昼休みあけの書類整理をしながら、業務用LINEアカウントを開いた。見知らぬ名前の通知が一件。誤送信だろうと思いながらタップした。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

はる · haru

貼り付ける、または取り付ける

ほかの意味: くっついている、または付着している(受動) · それを立ててそのままにしておくなら

義雄さん…あの、これだけ言わせてください。森田さんはね、最後に会った時に、こう言っていたんです。「いつか、本当のことが伝わる日が来るといいな」って。封筒を引き出しの裏に貼ったのは、森田さん自身だと思います。あなたに見つけてほしかったのかもしれない。今日、最後の日に見つかったのは…偶然じゃない気がします。

定年退職の日に会社の引き出しから他人の辞表が出てきた · A2

かぞえる · kazoeru

数えること;じゃは否定を確認する文末表現を導く

ほかの意味: 数に入れない;丁寧形 · 数えた

全然へんじゃないよちゃんと数えてるじゃない

卒業アルバムに写っていない同級生 · A2

なりかける · narikakeru

今にも〜になろうとしている

葵はグループチャットを閉じた。画面が暗くなりかける前に、新しいメッセージ入力欄を開いた。坂本から送られてきた番号を、一桁ずつ手で入力した。指が止まる。「無事です」たった四文字。でも五年かかった。葵は送信ボタンを押した。

山岳部の遭難届に自分の名前が入っていた · B1

せいかく · seikaku

正確に、ちょうど

ほかの意味: 正確な;精密な · より正確には、厳密に言えば

強弱記号も、フレーズの指示も、すべて小さく、しかし正確に。

沖縄の地下壕で書き残された楽譜 · B2

とどけ · todoke

公式通知または届出

えー、葵。搬送中。女性は意識はっきりしてる。さっき少しだけ話してくれた。「ちゃんと届けを出してもらえるか心配だったから、自分で手配した」って言った。葵の父親に電話したのも自分だって。なんで、とは言わなかった。でも怖い顔じゃなかった。ただ、すごく疲れた顔してた。

山岳部の遭難届に自分の名前が入っていた · B1

あたし · atashi

私(くだけた一人称表現)

ほかの意味: 私(くだけた一人称主語) · 私について言えば(くだけた一人称の話題提示)

え、あたしのことも?

五年ぶりの同窓会前夜に発覚 · B1

ぜんご · zengo

前後に

あの、健二さん。変なことを言うようですが、聞いてほしくて。私とお父さんは、高校生のとき、少しの間、付き合っていたことがあります。大学受験の前後のほんの短い時間でした。お父さんが金沢に行くことが決まって、私は砺波に残ることにして、それで自然に終わりになりました。ずっと普通の友人としてつきあってきたんですが、こういうこと、言っていいのかどうか、ずいぶん迷いました。お母さんのことを、お父さんはとても大切にしていた、それは本当だと思っています。

亡き父の携帯に今もメッセージが届く · B1

しめる · shimeru

閉じる(普通体非過去形)

ほかの意味: 閉めている、または閉じたままにしている(丁寧体の進行形)

教えなければ、この鍛冶場を閉める。」

江戸の刀鍛冶が守った秘密 · A2

わかれ · wakare

ほかの意味: 分離

あの…美雪、聞こえてる?お母さんね、本当に、申し訳なかったと思ってる。木下さんと話したとき、さくらちゃんがずっと美雪のことを心配してたって聞いて、つい話してしまったの。さくらちゃんはあの引越しのこと、今もずっと気にしてるって。急にお父さんの転勤が決まって、お別れも言えないまま引越しになったって。だから…美雪に謝りたかったんだって。

二十年ぶりに届いた交換日記 · B1

あかちゃん · akachan

さくらはソファに座ったまま、スマホをテーブルに置いた。クリーム色のニットの袖口をゆっくり引っ張りながら、天井を見上げた。怖い。本当に怖い。でも、みおさんが送ってきたあのあせたニット帽の写真が、頭から離れなかった。どちらの赤ちゃんのものだったんだろう、とずっと考えながら。

同じ日に同じ病院で生まれた他人から連絡が来た · B1

もてる · moteru

持つことができず;接続形

ほかの意味: 持つことができなかった

でも「この人と一生」って確信がどうしても持てなくて

兄の婚約者から届いた本音 · B1

ちく · chiku

地区;地域

ただ、あの地区の皆さんは吉岡さんのことがとても大切で、何十年も一人なのに毎日誰かが顔を出してたって聞いています

移住先の村に幽霊がいるらしい · B1

にゅうりょく · nyūryoku

データ入力

遥は立ち上がり、棚から患者登録ファイルを引き出した。西村朋子、44歳。入院時の記入欄「LINEアカウントID(連絡先通知用)」に、病院の管理アカウントのIDが書かれていた。本人が入力を誤ったのか、記録転記のミスか——とにかく、このアカウントへの転送設定が残っていた。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

こし · koshi

腰、またはウエスト(座るために下ろす部分)

ほかの意味: 腰を下ろす

「まあ、しょうがない」と心の中で思い、反対側の席に腰を下ろした。

三十年間、同じ席に座り続けた男 · B1

ないた · naita

過去連体形:「泣いた人/泣いた〜」

ほかの意味: 過去時制の述語:泣いた

ここで生まれた人たち、ここで泣いた人たち、笑った人たち。

京町家の最後の後継ぎ · B1

ふり · furi

(雨が)降る(動詞語幹)

ほかの意味: 降りて(接続形)

「でも、最近は雨の降り方が変わってきた気がします。

屋久島の千年杉を守る男 · B1

うるさい · urusai

黙れ!

ほかの意味: しつこい、または煩わしい · 騒々しい、または大きな音の

いしゃ · isha

医師

お医者さんが少し休めって言うから、あなたに来てもらったんよ」でも春花は、澄子の顔を見て「大丈夫ではないかもしれない」と思った。

京町家の最後の後継ぎ · B1

じゅうでん · jūden

充電用の、充電するための

遺品整理がひと段落して、健二はソファに腰を下ろした。机の端に、充電ケーブルを差したままの父の古いスマートフォンがある。処分するつもりが、なんとなく充電し続けていた。ふと気づくと、画面が光っていた。

亡き父の携帯に今もメッセージが届く · B1

きちんと · kichinto

きちんと;整然と

ほかの意味: 徹底的に · 正しく組み合わされた

控え室のドアが開いた。大樹が先に出てきた。目が少し赤かったが、スーツのジャケットをきちんと着直していた。花がその後ろに続いた。廊下で待っていた凛と目が合ったとき、花は小さく笑った。凛はため息をひとつついた。

姉の結婚式当日に式場から消えた · B1

おう · ō

〜に圧迫されている

ほかの意味: 追いかける、追跡する

教科書通りの知識を教え、進路指導に追われ、生徒の個性を評価するのではなく、型にはめることに必死になっていた。

南アルプスを単独縦走した女教師の夏休み · B2

きゅう · kyū

投球を数える助数詞

ほかの意味: 野球の投球 · 投げられたボール

しかし最終回、勇太は一球を投げ、それがホームランになってしまった。

甲子園の最後の一球 · B1

せけん · seken

社会;世間

「当時は、若い男女が二人で旅をすることは、世間からあまりよく見られませんでした。

古い旅館から消えた宿帳 · B1

らん · ran

フォーム欄

ほかの意味: 予定表の記入欄 · 出版物の欄またはセクション

遥は目を閉じた。緊急連絡先の欄にも誤りが入っていた可能性がある。最悪のミスだ。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

ライフ · raifu

固有名の一部としての「Life」

または、「コネクトライフの田中蓮」に会ったことある人が来てたら、俺の顔を見ても誰かわからないかも。

五年ぶりの同窓会前夜に発覚 · B1

そろう · sorou

全員がそろい、すべて完了している

ちょっと待って、信じられない。窓口で確認してもらったら…谷川先生が、一昨日の夜11時に、オンラインで推薦状を提出してくれてた。ちゃんと受理されてて、書類も全部揃ってるって言われた。私の出願、大丈夫だった

推薦状を書いてくれた教授が失踪した · B1

なる · naru

ring/sound;丁寧体の定形

ほかの意味: ring/sound;節をつなぐ継続形 · ring/sound;普通体の定形 · ring/sound;後続の動作につなぐテ形

ていねいな · teinei na

きちんとして注意深い

残業を終えた美雪がマンションに戻ると、郵便受けの中に茶色いクッション封筒が一通あった。表には美雪の名前と住所が丁寧な手書き文字で記されていたが、差出人の欄はからっぽだった。部屋に入って開けると、中から薄黄色の古いノートが出てきた。表紙に貼られた色褪せた花のシールを見た瞬間、美雪の手が止まった。

二十年ぶりに届いた交換日記 · B1

ケーブル · kēburu

充電ケーブル

遺品整理がひと段落して、健二はソファに腰を下ろした。机の端に、充電ケーブルを差したままの父の古いスマートフォンがある。処分するつもりが、なんとなく充電し続けていた。ふと気づくと、画面が光っていた。

亡き父の携帯に今もメッセージが届く · B1

はこぶ · hakobu

運ばれる、または持っていかれる(受動形)

ほかの意味: 運ぶ、または輸送する

11月に体調を崩されて病院に運ばれて、そのまま12月に亡くなられました

移住先の村に幽霊がいるらしい · B1

やすむ · yasumu

命令形:休め

お医者さんが少し休めって言うから、あなたに来てもらったんよ」でも春花は、澄子の顔を見て「大丈夫ではないかもしれない」と思った。

京町家の最後の後継ぎ · B1

そちら · sochira

そこ、あなたのところに

ほかの意味: あれ/その品物

……末永さん、明日一人でそちらに伺ってもいいですか。

納骨堂の番号が一つ足りない · B1

しょうがい · shōgai

一生(名詞)

ほかの意味: 生涯において(時間を表す用法)

祖母は後に別の男性と結婚し、普通の主婦として生涯を終えた。

古い旅館から消えた宿帳 · B1

とじ · toji

閉じて;節をつなぐ連用形

遥はLINEを閉じ、内線で上司に電話をかけた。受話器を持つ手に、少し力が入っていた。窓の外、仙台の午後はまだ明るかった。でも画面を振り返ると、渡辺亮の最後のメッセージには「既読」の表示だけが残っていた。返事は来なかった。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

テキスト · tekisuto

書かれた文章

遥は画面をスクロールした。「朋子」? このアカウントは病院の管理用だ。アカウント情報の表示名を確認すると、テキストの下に小さく「西村朋子」という文字があった。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

パーカ · pāka

パーカー

レンの町の小学校は今月で解体工事が終わる予定だった。日曜で工事が止まっている午後、レンはグレーのパーカーにデニムジャケットを羽織って、フェンスのそばをぶらついていた。外壁の一部が崩れた場所のそばに、古い紙が何枚か地面に落ちているのが見えた。

廃校の時間割に名前があった · B1

みやげ · miyage

屋久杉の木片は、お土産や記念品として売れるため、こっそり持ち去る人がいるという話は聞いたことがあった。

屋久島の千年杉を守る男 · B1

てつだう · tetsudau

助ける/支援する(接続形)

「幼いころから制作を手伝い、」「二十歳を過ぎるころには、父よりも腕が立つほどになっていたと聞いています」「橘源三郎の娘さん、ということですか」「そうです。

競売にかけられた能面の裏に刻まれた名 · B2

しずむ · shizumu

地面に沈む

ほかの意味: 座席に沈み込む · (船が)沈む

ススキが胸の高さまで伸び、朽ちた丸太が横たわり、足元には黒い腐葉土が柔らかく沈む。

奥多摩の廃村に咲いた絶滅危惧の花 · B2

たより · tayori

頼りになる支援

ほかの意味: 依存

「沙希はあのとき本当に助かった、実行委員で一番頼りになった」って書いてあった。

五年ぶりの同窓会前夜に発覚 · B1

むちゅうで · muchū de

~に夢中になって;没頭して

でも私はいつも自分が座ることに夢中で、妻がどんな景色を見ていたのか、本当の意味では知らなかった。

三十年間、同じ席に座り続けた男 · B1

クリーム · kurīmu

クリーム色(淡い黄色がかった色)

さくらはソファに座ったまま、スマホをテーブルに置いた。クリーム色のニットの袖口をゆっくり引っ張りながら、天井を見上げた。怖い。本当に怖い。でも、みおさんが送ってきたあのあせたニット帽の写真が、頭から離れなかった。どちらの赤ちゃんのものだったんだろう、とずっと考えながら。

同じ日に同じ病院で生まれた他人から連絡が来た · B1

きずつける · kizutsukeru

傷つける;けがをさせる

ほかの意味: 傷つけたい、またはけがをさせたい

それを、記念品のために傷つける人がいる。」

屋久島の千年杉を守る男 · B1

あやまる · ayamaru

間違えた

遥は立ち上がり、棚から患者登録ファイルを引き出した。西村朋子、44歳。入院時の記入欄「LINEアカウントID(連絡先通知用)」に、病院の管理アカウントのIDが書かれていた。本人が入力を誤ったのか、記録転記のミスか——とにかく、このアカウントへの転送設定が残っていた。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

かさなる · kasanaru

重ねられている、または積み重ねられている

ほかの意味: 音の重なり · 積み重ねる、または蓄積する

石垣が段々に重なり、かつては棚田だったらしい平地が続く。

奥多摩の廃村に咲いた絶滅危惧の花 · B2

くやしい · kuyashii

節をつなぐ悔しいのて形:悔しく、または残念に思い、そして…

ほかの意味: ないの前の悔しいの連用形:悔しく感じる、または後悔する

試合が終わったとき、蓮は悔しくて、少し涙が出そうになった。

柔道部のない島の中学生が挑んだ県大会 · B1

にげだす · nigedasu

逃げたい

それが何かを確かめたくて——あるいは、その現実から逃げ出したくて——ゆかりは夏休みに入ると同時に、重いザックを背負って広河原のバスターミナルに立っていた。

南アルプスを単独縦走した女教師の夏休み · B2

ひっぱる · hipparu

引っ張ること/引くこと

さくらはソファに座ったまま、スマホをテーブルに置いた。クリーム色のニットの袖口をゆっくり引っ張りながら、天井を見上げた。怖い。本当に怖い。でも、みおさんが送ってきたあのあせたニット帽の写真が、頭から離れなかった。どちらの赤ちゃんのものだったんだろう、とずっと考えながら。

同じ日に同じ病院で生まれた他人から連絡が来た · B1

するどい · surudoi

鋭く突き刺すような感覚

ほかの意味: 鋭い;連用形 · 目つきが鋭く、そして(て形)

十五キロ地点を過ぎたあたりで、宮本悠斗の右足首に鋭い痛みが走った。

箱根駅伝で棄権を拒んだ四区のランナー · B2

ただいま · tadaima

現在;たった今

ほかの意味: ただいま!

白井は作業手袋を外し、自分でも村上の番号を呼び出した。3回のコール音。そして留守番電話。村上の低い声が流れた。「村上です。ただいま出られません」。

酒蔵の蔵人が仕込み中に姿を消した · B1

よびだす · yobidasu

(電話番号を)ダイヤルした

白井は作業手袋を外し、自分でも村上の番号を呼び出した。3回のコール音。そして留守番電話。村上の低い声が流れた。「村上です。ただいま出られません」。

酒蔵の蔵人が仕込み中に姿を消した · B1

ちらし · chirashi

広告チラシ

義雄はシャッターの前に立った。錠はかかっている。郵便受けを覗くと、チラシに混じって消費者金融会社の名前が入った封筒が一枚ある。胸が重くなった。ドアノブを見ると、見覚えのある小さな鍵が細い紐でかかっていた。先生がいつも持ち歩いていた合鍵だ。

三味線の師匠が突然失踪した · B1

グラフィック · gurafikku

グラフィックデザイン

グラフィックの仕事はパソコンさえあればどこでもできるから」澄子は少し驚いた顔をした。

京町家の最後の後継ぎ · B1

かたい · katai

硬い、または緊張した(表情)

ほかの意味: 硬い、物理的に堅固な · 硬いのく形;次の節につなぐ

表情は硬いが、目に不思議な明るさがある。

見合い写真の裏に書かれた別の名前 · B2

しまる · shimaru

(ドアを)閉める、または閉じる

ほかの意味: (道路が)閉鎖されている · (事業が)閉業する

「またね」ドアが閉まります。

隣の席の人が落とした手帳 · A1

さす · sasu

プラグを差し込む

ほかの意味: 挿入する、または置く

遺品整理がひと段落して、健二はソファに腰を下ろした。机の端に、充電ケーブルを差したままの父の古いスマートフォンがある。処分するつもりが、なんとなく充電し続けていた。ふと気づくと、画面が光っていた。

亡き父の携帯に今もメッセージが届く · B1

よそ · yoso

ほかの人々のところへ

本人には絶対言わないのに、よそでは自慢する(笑)高校のときも、好きな人ができると一番遠い相手にだけ話しかけるような人で。

亡き父の携帯に今もメッセージが届く · B1

タップ · tappu

画面をタップする

田口遥は昼休みあけの書類整理をしながら、業務用LINEアカウントを開いた。見知らぬ名前の通知が一件。誤送信だろうと思いながらタップした。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

とまる · tomaru

一晩滞在した

祖母が五十年前にこちらに泊まったようで、どんな旅だったか知りたいんです。」

古い旅館から消えた宿帳 · B1

じょう · jō

鍵をかける

義雄はシャッターの前に立った。錠はかかっている。郵便受けを覗くと、チラシに混じって消費者金融会社の名前が入った封筒が一枚ある。胸が重くなった。ドアノブを見ると、見覚えのある小さな鍵が細い紐でかかっていた。先生がいつも持ち歩いていた合鍵だ。

三味線の師匠が突然失踪した · B1

さいご · saigo

人生の最期に

あの...うん...怒ろうとしてたんだけど...なんか...写真見たら...お母さん、ミルク苦しまなかった?眠ってるみたいだった?...あいつほんと甘えん坊だったから...最期、お母さんのそばにいられてよかったと思う...うん...ありがとう

ペットの訃報を知らせ忘れた三週間 · B1

たどりつく · tadoritsuku

探し出した

あの、突然すみません。先月、父が倒れて入院して、実家の書類を整理してたんです。そしたら、封がされたままの封筒が出てきて。病院からのやつで。中に古い出生記録のコピーと、手書きのメモが入ってました。「名札確認 要注意」って書いてあって。それを見た瞬間に、なんか、すごく嫌な感じがして。それで、その日に生まれたもう一人の子を調べ始めて、さくらさんにたどり着いたんです。

同じ日に同じ病院で生まれた他人から連絡が来た · B1

せいそう · seisō

片付け

えっとね、去年の十月か十一月くらいかな。なんか、地元の公園の清掃イベントに参加したって書いてて、あー、蓮くんって優しいんだなって思ってたの。で、コメントしたら、あたしのこと覚えてるって言って——あの文化祭のとき楽しかったよねって。ほら、三年のとき一緒に実行委員やったじゃん。細かいとこまで覚えてて、普通に蓮くんだと思ったんだよね。ごめん、なんか、気持ち悪いね、これ。

五年ぶりの同窓会前夜に発覚 · B1

たたみ · tatami

ほかの意味: 畳敷きの部屋の広さを表す助数詞

築百五十年の町家の玄関を開けると、古い木と畳のにおいがした。

京町家の最後の後継ぎ · B1

ちからづよい · chikarazuyoi

さの前に置く「強い/力強い」の形容詞語幹

ほかの意味: 力強く(副詞)

師匠の若い頃の名だと後で知ったが、そのとき澄江はただ、その文字が持つ凛とした力強さに強く惹かれた。

大正の女性画家が男の名で発表し続けた十五年間 · B2

クッション · kusshon

詰め物;パッド

残業を終えた美雪がマンションに戻ると、郵便受けの中に茶色いクッション封筒が一通あった。表には美雪の名前と住所が丁寧な手書き文字で記されていたが、差出人の欄はからっぽだった。部屋に入って開けると、中から薄黄色の古いノートが出てきた。表紙に貼られた色褪せた花のシールを見た瞬間、美雪の手が止まった。

二十年ぶりに届いた交換日記 · B1

みあたる · miataru

見つからない(普通体)

ほかの意味: 見つかりません(丁寧体)

「申し訳ないのですが、一九七五年の宿帳だけが、見当たらないのです。

古い旅館から消えた宿帳 · B1

ひっかかる · hikkakaru

人にしつこく言った;相手の心に引っかかっていた

それでも、今回の帰省で耳にした噂は、どうしても胸に引っかかった。

龍神が守る湖に沈んだ村の鐘 · B2

おもいきる · omoikiru

大胆に;断固として

その日の夜、夕飯を食べながら、春花は思い切って聞いた。

京町家の最後の後継ぎ · B1

まじる · majiru

~の中に混じっている

ほかの意味: ~と混ざり合っている

義雄はシャッターの前に立った。錠はかかっている。郵便受けを覗くと、チラシに混じって消費者金融会社の名前が入った封筒が一枚ある。胸が重くなった。ドアノブを見ると、見覚えのある小さな鍵が細い紐でかかっていた。先生がいつも持ち歩いていた合鍵だ。

三味線の師匠が突然失踪した · B1

たいする · taisuru

~に関して;~について

そう思う。でも、アカウントで俺として言ったこと——みんなに対して——それは俺が言ったことになってるんだ。

五年ぶりの同窓会前夜に発覚 · B1

まるめる · marumeru

動作をつなぐ「て形」:丸める、またはくしゃくしゃにして、それから

ほかの意味: 名詞を修飾する過去形:丸められた、または丸めてくしゃくしゃにされた

でも、毎回、北斎は首を振って、紙を丸めて捨てた。

葛飾北斎が諦めなかった波 · B1

かいとる · kaitoru

買い取り、購入

紙を少し引き出すと、「買い取り金額:八千万円」という文字が見えた。

京町家の最後の後継ぎ · B1

きにゅうらん · kinyūran

入力欄

遥は立ち上がり、棚から患者登録ファイルを引き出した。西村朋子、44歳。入院時の記入欄「LINEアカウントID(連絡先通知用)」に、病院の管理アカウントのIDが書かれていた。本人が入力を誤ったのか、記録転記のミスか——とにかく、このアカウントへの転送設定が残っていた。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

くうはく · kūhaku

不在の隙間、または期間

美雪はグループチャットを閉じて、古い日記をもう一度手に取った。最後のページに書かれた小さなIDを、静かに画面に打ち込んだ。二十年分の空白が、少し、動き始めた気がした。

二十年ぶりに届いた交換日記 · B1

だせき · daseki

バッターボックス

しかし、相手の東海高校のクリーンアップバッターが打席に入ってきた。

甲子園の最後の一球 · B1

いちどう · ichidō

一同(敬称を伴う呼びかけ)

ほかの意味: 全員が一体となって

田中家ご一同様、先日はお越しいただきありがとうございました。

納骨堂の番号が一つ足りない · B1

クライマックス · kuraimakkusu

物語や公演のクライマックス

高座から師匠の声が聞こえてくる。「芝浜」のクライマックス——女房が夫に本当のことを打ち明ける場面だ。いつもより声が、少し低い。

落語の高座で師匠が別の名前を名乗った · B1

うちこむ · uchikomu

入力した

美雪はグループチャットを閉じて、古い日記をもう一度手に取った。最後のページに書かれた小さなIDを、静かに画面に打ち込んだ。二十年分の空白が、少し、動き始めた気がした。

二十年ぶりに届いた交換日記 · B1

ばたばた · batabata

慌ただしい

委員会のとき緊張してたし、文化祭もバタバタしてて、言いたかったこと、言えなかったんだ。

五年ぶりの同窓会前夜に発覚 · B1

のみこむ · nomikomu

言葉を飲み込む

ほかの意味: 文末を言わずに終える · 飲み込まれる;圧倒される · 飲み込む;のみ込んでしまう

「でも、こうして音符に書いておけば、いつか誰かが弾いてくれるかもしれない」もし生き残れたなら、という言葉を、ハルは飲み込んだ。

沖縄の地下壕で書き残された楽譜 · B2

ひきあげる · hikiageru

去る;撤退する

ほかの意味: 引き上げる;持ち上げる

しばらくして、整列が終わり、みんなで引き上げるとき、健二はもう一度甲子園のマウンドを見た。

甲子園の最後の一球 · B1

おしえご · oshiego

ある人に教わった学生

今では彼の教え子たちが新しいガイドになり、同じメッセージを次の世代に伝えている。

屋久島の千年杉を守る男 · B1

ちく · chiku

建物の建築後の築年数を示す

築百五十年の町家の玄関を開けると、古い木と畳のにおいがした。

京町家の最後の後継ぎ · B1

せいご · seigo

出生後;(所定の期間を)経過した年齢

あのね、末永さんに古い台帳を見せてもらって。「田中 愛」っていう名前、昭和47年の3月に生まれて、5月に亡くなってる。生後ふた月。お父さんとお母さんの名前でちゃんと登録されてた。……たぶん、私たちのきょうだいだよ。

納骨堂の番号が一つ足りない · B1

がいへき · gaiheki

レンの町の小学校は今月で解体工事が終わる予定だった。日曜で工事が止まっている午後、レンはグレーのパーカーにデニムジャケットを羽織って、フェンスのそばをぶらついていた。外壁の一部が崩れた場所のそばに、古い紙が何枚か地面に落ちているのが見えた。

廃校の時間割に名前があった · B1

おかあさま · okāsama

母(敬称)

お待たせいたしました。確認いたしましたところ、当施設の記録では、お母様のお名前は「C棟41番」に登録されております。

納骨堂の番号が一つ足りない · B1

あわい · awai

青白い

美佐子は淡い灰色のブラウスを着て、C棟41番の前に立った。ひんやりした石の廊下の奥に、小さな扉。その前に、枯れかけた小菊が一輪、静かに置いてある。

納骨堂の番号が一つ足りない · B1

えんぽう · enpō

遠い場所

詳しいことはお伝えできないのですが、先生は今、遠方にいて、ご家族の事情で急に動けなくなった状況とのことです。体は大丈夫だそうです

推薦状を書いてくれた教授が失踪した · B1

デニム · denimu

デニム生地

レンはデニムジャケットの内側に時間割を折りたたんで入れた。工事現場のフェンス越しに、崩れかけた壁の穴が夕日に照らされていた。何十年も誰も読まなかった名前が、今日だけ光の中にあった。

廃校の時間割に名前があった · B1

まんじゅう · manjū

甘いパン

今日、近所の神社の近くを通ったら、澪が好きだったまんじゅう屋が閉まってた。それだけ。

47日間、既読がつかない · B1

しめつける · shimetsukeru

きつく締めつけられている

田んぼや山が見えるたびに、心の中で何かが締め付けられる感じがした。

京町家の最後の後継ぎ · B1

ゆうやけ · yūyake

夕焼けの輝き

葵はウィンドブレーカーのファスナーを少し下げた。廊下に出ると、夕焼けが山の稜線を橙色に染めていた。スマートフォンの画面に番号が届いていた。知らない番号。だけど、知っている人。

山岳部の遭難届に自分の名前が入っていた · B1

まどぎわ · madogiwa

窓のそばで

あのさ、何もなかったんだけど…窓際に古い椅子が一脚あって、その窓枠にガラスのコップが置いてあったんだよね。水が入ってて、きれいなの。埃とかぜんぜんなくて、昨日誰かが置いたみたいな感じで。写真撮ったから見て。

移住先の村に幽霊がいるらしい · B1

ブラウス · burausu

美佐子は淡い灰色のブラウスを着て、C棟41番の前に立った。ひんやりした石の廊下の奥に、小さな扉。その前に、枯れかけた小菊が一輪、静かに置いてある。

納骨堂の番号が一つ足りない · B1

だんらく · danraku

和解、または決着の時点

遺品整理がひと段落して、健二はソファに腰を下ろした。机の端に、充電ケーブルを差したままの父の古いスマートフォンがある。処分するつもりが、なんとなく充電し続けていた。ふと気づくと、画面が光っていた。

亡き父の携帯に今もメッセージが届く · B1

さしこむ · sashikomu

流れ込む(連体形)

ほかの意味: 流れ込む(継続形)

田中さくらが古い駅舎に入ったとき、窓から差し込む光の中に埃が静かに舞っていた。

廃線の終点に残された往復切符 · B1

ひんやり · hinyari

涼しい、少し肌寒い

美佐子は淡い灰色のブラウスを着て、C棟41番の前に立った。ひんやりした石の廊下の奥に、小さな扉。その前に、枯れかけた小菊が一輪、静かに置いてある。

納骨堂の番号が一つ足りない · B1

バッター · battā

しかし、相手の東海高校のクリーンアップバッターが打席に入ってきた。

甲子園の最後の一球 · B1

うろおぼえ · urooboe

曖昧な記憶

あのさ、これ俺の親から聞いた話なんだけど。吉田さんのご主人てさ、昔、浩志のお父さんの同僚だったんだよね。で、その人が早くに亡くなって、奥さんが一人になったって。浩志のお父さんがずっと気にしてたって話、昔うちの親が言ってたような…うろ覚えだけど

父が毎週通っていた喫茶店が実在しない · B1

せいれつ · seiretsu

整列;隊形

しばらくして、整列が終わり、みんなで引き上げるとき、健二はもう一度甲子園のマウンドを見た。

甲子園の最後の一球 · B1

はおる · haoru

上着として着る

レンの町の小学校は今月で解体工事が終わる予定だった。日曜で工事が止まっている午後、レンはグレーのパーカーにデニムジャケットを羽織って、フェンスのそばをぶらついていた。外壁の一部が崩れた場所のそばに、古い紙が何枚か地面に落ちているのが見えた。

廃校の時間割に名前があった · B1

しきじょう · shikijō

式典会場

凛は廊下の窓の前に立って外を見た。青空。式場の庭に白い椅子が並んでいる。招待客がそろそろ席につき始めていた。

姉の結婚式当日に式場から消えた · B1

みどく · midoku

未読の

三通の未読メッセージ。一番古いのは先週の木曜日、一番新しいのは今日の昼だ。スクロールすると、「梢」という名前からのメッセージが何ヶ月分も遡って続いている。全部、既読がついていない。

亡き父の携帯に今もメッセージが届く · B1

あせる · aseru

色あせた

鍵はかかっておらず、蓋を開けると、そこには祖母が若い頃に書いた手紙や、色が褪せた切手のコレクション、そして一枚の白黒写真が収められていた。

見合い写真の裏に書かれた別の名前 · B2

あまえんぼう · amaenbō

甘えん坊で甘やかされた人

あの...うん...怒ろうとしてたんだけど...なんか...写真見たら...お母さん、ミルク苦しまなかった?眠ってるみたいだった?...あいつほんと甘えん坊だったから...最期、お母さんのそばにいられてよかったと思う...うん...ありがとう

ペットの訃報を知らせ忘れた三週間 · B1

いろあせる · iroaseru

色あせた

薄黄色の表紙の古いノート、色褪せた花のシールが貼ってある、フローリングの床の上に置かれている

二十年ぶりに届いた交換日記 · B1

ないせん · naisen

電話内線

遥はLINEを閉じ、内線で上司に電話をかけた。受話器を持つ手に、少し力が入っていた。窓の外、仙台の午後はまだ明るかった。でも画面を振り返ると、渡辺亮の最後のメッセージには「既読」の表示だけが残っていた。返事は来なかった。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

ぬきとる · nukitoru

引き出す;取り除く

「なぜ、宿帳からこのページを抜き取って隠したんでしょうか。」

古い旅館から消えた宿帳 · B1

だいだいいろ · daidaiiro

結果としての色としてのオレンジ

葵はウィンドブレーカーのファスナーを少し下げた。廊下に出ると、夕焼けが山の稜線を橙色に染めていた。スマートフォンの画面に番号が届いていた。知らない番号。だけど、知っている人。

山岳部の遭難届に自分の名前が入っていた · B1

こずえ · kozue

個人名「Kozue」

三通の未読メッセージ。一番古いのは先週の木曜日、一番新しいのは今日の昼だ。スクロールすると、「梢」という名前からのメッセージが何ヶ月分も遡って続いている。全部、既読がついていない。

亡き父の携帯に今もメッセージが届く · B1

しょうたいきゃく · shōtaikyaku

催しに招待された客

凛は廊下の窓の前に立って外を見た。青空。式場の庭に白い椅子が並んでいる。招待客がそろそろ席につき始めていた。

姉の結婚式当日に式場から消えた · B1

ふりこむ · furikomu

「送金する、入金する」の意志形

口座が止められてたなら振り込もうとしてもできなかった可能性もある

三味線の師匠が突然失踪した · B1

フローリング · furōringu

床材

薄黄色の表紙の古いノート、色褪せた花のシールが貼ってある、フローリングの床の上に置かれている

二十年ぶりに届いた交換日記 · B1

そでぐち · sodeguchi

さくらはソファに座ったまま、スマホをテーブルに置いた。クリーム色のニットの袖口をゆっくり引っ張りながら、天井を見上げた。怖い。本当に怖い。でも、みおさんが送ってきたあのあせたニット帽の写真が、頭から離れなかった。どちらの赤ちゃんのものだったんだろう、とずっと考えながら。

同じ日に同じ病院で生まれた他人から連絡が来た · B1

はなしごえ · hanashigoe

凛は廊下を歩きながら、新郎控え室の前を通った。ドアは閉まっていた。それ自体はおかしくない。ただ、話し声も笑い声も何も聞こえなかった。静かすぎた。

姉の結婚式当日に式場から消えた · B1

はやあし · hayaashi

きびきびした歩調

凛は廊下から動かなかった。翔が控え室のドアのそばに立っていた。花がドレスの裾を少し持ち上げながら早足で歩いてきた。凛と目が合ったとき、花は何も言わなかった。凛も何も言わなかった。ドアが閉まった。

姉の結婚式当日に式場から消えた · B1

まちや · machiya

伝統的なタウンハウス

築百五十年の町家の玄関を開けると、古い木と畳のにおいがした。

京町家の最後の後継ぎ · B1

もくへん · moku hen

屋久杉の木片は、お土産や記念品として売れるため、こっそり持ち去る人がいるという話は聞いたことがあった。

屋久島の千年杉を守る男 · B1

てんき · tenki

情報を書き起こすこと

遥は立ち上がり、棚から患者登録ファイルを引き出した。西村朋子、44歳。入院時の記入欄「LINEアカウントID(連絡先通知用)」に、病院の管理アカウントのIDが書かれていた。本人が入力を誤ったのか、記録転記のミスか——とにかく、このアカウントへの転送設定が残っていた。

隣の霊安室から転送されてきたLINE · B1

チャコールグレー · chakōru gurē

翌朝、田中蓮はチャコールグレーのスウェットを脱いで、久しぶりにシャツを着た。鏡の前でフレームレスの眼鏡を直し、耳の後ろに機械式シャープペンをそっと差す。会場へ向かいながら、彼はひとつだけ決めていた——今日は、自分の言葉で話す。

五年ぶりの同窓会前夜に発覚 · B1

もちさる · mochisaru

運び去る

屋久杉の木片は、お土産や記念品として売れるため、こっそり持ち去る人がいるという話は聞いたことがあった。

屋久島の千年杉を守る男 · B1

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